2023/07/10

【延期になりました】定例勉強会2「構造化」~ASDの人たちの特性理解から支援へ~


定例勉強会2「構造化」は延期となりました。
ご予定くださっていた皆様には大変申し訳ありません。
新しい日程は、調整でき次第ご案内いたします。

・現在ご予約いただいているチケットは優先的に確保されます。
・開催方法はオンラインに変更される可能性があります。


TEACCHプログラム研究会東京支部 2023年度定例勉強会2
「構造化」~ASDの人たちの特性理解から支援へ

TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉症スペクトラムの理解とその知識を深めるための勉強会を行っています。本年度も、年間4回の定例勉強会を予定しており、第3回では「構造化」について学びます。午後は少人数のワークショップを行います。参加を希望される方は、『講義&ワーク』のチケットをお求め下さい。 

☘️講師の言葉

 ASDの人たちに、支援として「構造化」するという言葉は、良く聞かれるようになりました。しかし、まだ一般的には、その言葉を聞いても意味を「理解する」ことは難しいかもしれません。そして、よくよく聞いていくと、こんな誤解もありませんか?

「支援の目的って構造化することがゴールなの?」「構造化って、衝立を立てて仕切ること?」「ASDの人たちに絵や写真を使って教えること?」或いは、こんな声「地域は構造化されていないから、ここでやっても仕方がないのでは?」なども聞かれるかもしれません。

前回、講師の先生とASDの人たちの物の見方や感じ方について、考えられたかと思います。今回は、それを踏まえて、構造化とは何か?個別性は何故必要なのか?などを考えていきたいと思います。 


【日時】2023827() 受付開始:9:40
    講 義: 10:0012:00 
    ワーク: 13:0015:00

 【講師】安倍 陽子 氏
    横浜市東部地域療育センター
    臨床心理士 公認心理師 

【場所】オリンピック記念青少年総合センター
    センター棟409号室    

    渋谷区代々木神園町3
    小田急線 参宮橋駅 徒歩約7
    千代田線 代々木公園駅 徒歩約10分 

【料金】講義のみ:会員(全支部)1000
           非会員 2000円 
   講義 & ワーク:会員(全支部)2000円 
         非会員4000
         ※当日お支払いください

【定員】講義のみ:40
    講義&ワーク:20

【お申込み】





peatixより、無料チケットをご購入ください。(お一人1枚ずつ)
購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
受講費は当日受付にてお支払いください。

申込締切:823日(水)12:00


【ご連絡

  • 37.5度以上の発熱など、感染症が疑われる症状がみられる場合は参加をお控えください。
  • できるだけマスクの着用にご協力ください。
  • キャンセルされる場合はお早めに事務局までご連絡ください。
  • オンライン配信はありません。


【報告】6/18定例勉強会1「ASDの特性理解~ASDの世界へようこそ~」

 【報告】6/18定例勉強会1
「ASDの特性理解~ASDの世界へようこそ~」

  6月18日(日)に、きゅりあん6F大会議室(大井町駅)にて、諏訪利明先生を講師にお招きして、今年度最初の定例勉強会とワークショップを開催しました。

 前回、諏訪先生に講師をお願いした2020年7月はCOVID-19が大流行しており、TEACCH研究会東京支部初のオンライン開催となりましたので、今回先生に会場にお越しいただいて、参加者の皆さんと対面で実施できたことをとても嬉しく思っております。

 午前(9:30~12:00)の勉強会では、「自閉症スペクトラム症をどう説明しますか?」という問いかけから、セサミストリートのジュリアの動画を視聴しました。他の子どもにもわかるように、違いを大切にしながら自閉スペクトラム症の子どもの特徴を説明することの大切さに気付かされました。

 それから、自閉スペクトラム症を持つ人たちの、定型発達の人とは異なった行動の原因となる、学習スタイルの違いについて一つずつ説明がありました。中でも、自閉スペクトラム症の方の、一見反抗的な態度や、こだわりや物を壊すといった行動が、暗黙的な学習の困難さによる、状況が理解できないための不安から来ているというお話が印象的でした。支援の中で、「何度もやっているし、このくらいわかるでしょ」と、きちんと目に見える形で説明していないことがないだろうか、と自分をふりかえって背筋の伸びる思いでした。

 アンケートでは、「初めての研修だったのですが、とても理解しやすくわかりやすかったです。」「諏訪先生の講義を久しぶりに聞いてやっぱり学び続けることって大切だなぁと感じました。毎回気持ちが新たになり、明日からの支援に前向きな気持ちにもなりました。」などたくさんのご感想をいただき、勉強し始めの方も、自閉スペクトラム症の方との付き合いの長い方も、どちらも多くの学びを得ていただける時間となったことを嬉しく思っております。

 午後(13:30~15:30)のワークショップでは、自閉スペクトラム症の幼児さんの動画を見て、そこで見られる行動がどの学習スタイルに当てはまるかをグループごとに話し合いました。

 動画のお子さんのかわいらしさに顔をほころばせつつ、どのグループも話し合いの時間をいっぱいまで使って、真剣に行動観察と意見の共有がされていました。

 アンケートでも、「自分の思い込みで行動を解釈してしまっていることもあるなと普段の支援を振り返って思うことがありました。学習スタイルに基づいて考え、支援していけるように今日の学び、気付きを活かしていきたいと思います。」「行動を学習スタイルで整理すると、どうしてその行動が起こるのかが見えてくることを実感させられるワークショップでした。常に頭に入れて、その子の理解を深めたいと思いました。」など、参加者の方の、支援している方のことを熱く思う感想がたくさん寄せられました。


 諏訪先生、参加者の皆様、長い時間の研修となりましたが、本当にありがとうございました。

【勉強会担当】