2026年5月20日

【報告】2026年度定例勉強会1「評価から考えるASDの支援」

 【2026年度第1回定例勉強会報告】

 気持ち良い青空が広がった5月10日、2026年度最初の定例勉強会「評価から考える自閉症の支援」が、銀座の東京都中小企業会館にて行われました。
 講師は自閉症スペクトラムを持つ方々への支援を長きにわたり続けられている、よこはま発達クリニック副院長であり、TEACCHプログラム研究会東京部の代表でもある宇野洋太先生です。
 午前中に、ASDを持つ人々の情報の受け取り方や捉え方(脳機能のシステムや働き方の違い)について、またその結果、どういった行動がみられやすいかについて学びました。
 午後はその講義をベースに、その表面に見えている行動には、どんな背景要因が考えられるのかを丁寧に考える練習を少人数のグループワークで実践しました。
 毎年、定例勉強会として同じテーマを学びますが、今回も気づきがありました。いつも使用している聞き慣れた言葉、例えば「構造化された環境」というのは、単にパーテーションやスケジュールを作るということではなく、「ASDをお持ちのそのご本人にとって、情報をわかりやすく受け取る環境のこと」だということや、「知識として知っているということは、かならずしも理解していることにはならず、その知識を自分のものとして実際の支援に使うことができて、初めて理解していることになる」という宇野先生のお言葉がとても印象に残り、自閉症の方々への支援をなんとなくわかったつもりになっていたなと自身を振り返って考える機会となりました。また、「相手に何かを届ける時には、相手の受け取りやすい方法や受け取りたい中身を考える。ASDの方に何かを伝える時も同じで、その方にとって伝わりやすい方法は何か、知りたい内容は何かを考える。その方がどんな方かを知ることに加えて、自閉症の方々は自閉症の方々らしい特性があるので、我々はその特性を学び、特性から考えることが大切」という宇野先生のお話に、支援とは何か、その深さと意味を今も改めて考え続けています。
 体験談など、実例を交えた宇野先生のお話はわかりやすく、終了後のアンケートでも「問題行動に対するアセスメント、イマジネーションに対する支援の視点・注意点など、わかっているようでわかっていないことが、演習を通じて再認識できました」「自閉症を理解するということはどういうことなのか、改めて学習できました」などの感想をいただきました。
 参加された皆さま、宇野先生、ありがとうございました。



2026年4月3日

5/10(日)定例勉強会1 評価から考える自閉症の支援 宇野洋太先生



TEACCHプログラム研究会東京支部 2026年度定例勉強会1
「評価から考える 自閉症の支援」
2026年度最初の定例勉強会は、「評価から考える 自閉症の支援」です。
午前は、特性から支援を導く考え方の基本を学び、
午後は少人数のワークショップとディスカッションで理解を深めます。
講師は当支部代表、宇野洋太先生。
場所は便利な銀座です。ぜひご参加ください。

▼日時
2026年5月10日(日) 受付開始:9:40
午前 講義  10:00~12:00
午後 ワーク 13:00~15:30

▼講師
宇野 洋太 先生
2003年東京医科歯科大学精神神経科学教室入局。同大医学部附属病院精神神経科、横須賀共済病院、東京都立梅ヶ丘病院、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科等を経て、2016年11月から2018年8月までハーバード大学医学部精神科・マクリーン病院(米国)、同年9月〜12月にはバース大学心理学部(英国)に留学。2007年からよこはま発達クリニックに勤務、帰国後の2019年からは現職。著書・監修、すずちゃんののうみそ(岩崎書店)ほか多数。

▼会場
東京都中小企業会館 9階講堂

▼参加費
A:午前のみ 会員(全支部)1000円/非会員2000円
B:1日参加 会員(全支部)2000円/非会員4000円
※午後のワークは、午前の講義を受講された前提で進行します。
※オンライン配信はありません。

▼定員
午前のみ 60名
一日参加 20名 

▼お申込み
peatixにて受付中です

みなさまのご参加をお待ちしております

2026年3月30日

【報告】3/20特別講演会・総会のご報告

 3月20日(祝金)、きゅりあんにて2026年度特別講演会が開催されました。

弁護士である山田恵太先生による「司法の視点からみる障害のある人の権利と支援:トラブルが起きた時にできること」という演題で行われました。

先生は大学では心理学を専門にされ、特別支援を学んできた上で弁護士資格を取得されたということをお聞きして堅苦しい(?)法曹関係者ではないんだなと感じられ、まずは親近感を持つことができました。

先生は、「トラ弁ネット」「東京TSネット」にて障害のある人への権利擁護に積極的に取り組まれています。当日は、罪に問われた障害のある人の支援を行っていらっしゃる中で遭遇した、色々な事例(架空)を通して、「犯罪」は時代・文化によっても変わるもの、障害のある人が巻き込まれることが多いが、障害が直接の原因では無く、障害があるゆえでの生きづらさを抱え、犯罪行為に至らざるをえないような心理的・環境的な要因があることを説明して下さいました。それ故に、更生するにはその方がその人らしい生活を送れるように生活環境や関係性、必要な支援を具体的に提案できる方々と繋がることが必要であるとお話して下さいました。

お金等のトラブルに関する事、成年後見制度の事など幼児、学齢期の支援者にとっては日常の業務とはあまり縁が無いことだけれども大切なこと、知りたいことを法律的に説明していただいて、大変充実した学びとなりました。

最後に、お話とは直接関係が無いのですがmentimeterというツールを使用して講演参加者の意見がすぐ目の前で反映されて積極的に能動的に参加できたことが印象的な講演となったことを報告します。

山田先生、ありがとうございました。

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【事務局より】

同日、東京支部総会が行われました。すべての議事が承認され、滞りなく終了しましたことをご報告します。