2022年10月30日

12/4 自閉症'支援'を改めて考える~それぞれの経験と想いから~

 【東北・東京・熊本・鹿児島4支部合同セミナー】
自閉症'支援'を改めて考える~それぞれの経験と想いから~

TEACCHプログラム研究会 東北・東京・熊本・鹿児島支部 四支部合同にてオンラインセミナーを企画しました。
支援者として目指すべき‘支援’を改めて考えるために、その主体であるご本人さん、親御さん、ごきょうだいさんに、それぞれの立場から、ご自身が経験されたことやその想いをお話しいただきます。

▼日時 
2022年12月4日(日)10:00~15:00

▼方法 
オンラインライブ講演会(Zoom)
12月5日~12月31日までのオンデマンド配信あり

▼スケジュール
10:00 – 10:05 挨拶
10:05 – 10:50 「当事者としての経験・想い」ソルトさん
10:55 – 11:40 「保護者としての経験・想い」保護者Kさん
11:45 – 12:30 「きょうだいとしての経験・想い」滝島真優さん
(お昼休憩)
13:45 – 14:30 パネルディスカッション(四支部より)
14:35 – 14:55 質疑
14:55 – 15:00 終わりの挨拶

▼受講料
TEACCH研 4支部会員 1,500円(税込)
TEACCH研 他支部会員 2,000円(税込)
会員外           3,000円(税込)

▼申込サイト(Peatix)
https://teacchseminar.peatix.com/



2022年10月13日

 


 TEACCHプログラム研究会東京支部では、ASD(自閉症スペクトラム)の理解と、その知識を深めるための勉強会を行なっています。今年度は年間4回の定例勉強会を行なっており、最終回の今回は「コミュニケーション」について学びます。 

 午前の講義は長年、ICT(情報通信技術)を活用した特別支援教育をはじめ、障害を持った方たちのコミュニケーションを専門にされている香川大学の坂井聡先生より、ASDのある方のコミュニケーションの特徴や方法、またその評価やそれに基づく支援などについてお話ししていただきます。 

 午後は、引き続き坂井先生にご指導いただきながら、少人数のワークショップを実施します。あらかじめ配布する記録用紙に、参加者がご自身で選んだ対象となる方のコミュニケーションを記録し、それを考察して支援につなげていく演習を行います。ワークショップに参加ご希望の方は、【講義&ワーク】のチケットをご購入ください。

 当勉強会は、講義部分のみ3週間程度の後日配信を行います。当日の参加が難しい方もご検討ください。 


[日時]
20221113()
講義 9:30 12:00 ワーク 13:00 15:00


[講師]
坂井 聡先生
香川大学教育学部 教授  言語聴覚士 公認心理師


[参加費]
1、講義・・・TEACCH研 会員(全支部): 無料  /非会員:1000
2、講義&ワーク・・・TEACCH研 会員(全支部): 500円 /非会員:1500
3、後日配信のみ・・・TEACCH研 会員(全支部): 無料 /非会員:1000

1、2のチケットは後日配信がついています。別途ご購入いただく必要はありません。


 [定員] 
講義:65名  
講義+ワーク:20名  
後日配信のみ:100名 


[参加方法]

  • peatixにて「チケット」をご購入ください。(お一人1枚ずつ購入してください)
  • 購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
  • ワークチケットを購入された方には別途記録シートをお送りします。
  • 講演3日前に、事務局よりZoomと資料のURLをお送りします。
  • 当日は、10分前から入室可能です。

 



[お願い]

  • 配布資料やZoom入室リンクの他者共有、また講義の録音・録画等の複製、および2次利用は固くお断りします。
  • ワークは対話での進行がありますので、マイク・カメラ付きの機器でご参加ください。
  • ワークは基本的に実名での参加をお願いしています。不都合のある方はご相談ください。

 

[キャンセルについて]

  • お申込みから3日以内に入金が確認できない場合、自動キャンセルとなります。
  • 入金後にキャンセルされる場合は、1110()13時までに事務局へご連絡ください。それ以降の返金はご対応できませんのでご了承ください。
  • 講義&ワークは、事前資料配布後の返金はできません。
  • コンビニ/ATMからのお支払いの方は、peatix既定の取り消し手数が発生します。

 

Zoomご利用について]

  • Zoom利用には、パソコン・スマホ・タブレットなどの端末と、ネットワーク接続環境が必要です。
  • 端末には、あらかじめZoomアプリをダウンロードしてください。https://zoom.us/download
  • 初めてZoomを使われる方は、事前に接続性をテストをされることをお勧めします。
    https://zoom.us/test
  • 大変申し訳ありませんが、Zoom環境設定等の技術的なサポートはお受けできません。Zoomヘルプページをご参照ください。https://support.zoom.us/hc/ja

2022年9月24日

【報告】2022年度定例勉強会3 『ASDの方の評価のポイント』

【報告】2022年度定例勉強会3
ASDの方の評価のポイントーようこそ新版K式の世界へー』

911日(日)南山城学園SVの澤月子先生に新版K式発達検査のご講演を頂きました。
午前中の講義は、旧版である「2001年式」の新版K式発達検査と最新版である「2020年版」新版K式発達検査の比較から、更新まで19年の年月を経て、実際に検査用紙の検査通過年齢の変化をご説明頂きながらここ約20年の「知能」や「発達」の捉え方が社会において変化してきていることをご説明頂きました。

 

先生のご説明では、インターネットやスマートホンの発達に伴い、昔に比べて「見る力」の平均発達年齢は早まっているのに対して、言葉の表現力や折り紙を折る等の手先の巧緻性の発達は生活習慣や経験の変化により遅くなっているそうです。昔に比べると「知識」があまり重視されなくなってきているのは、知識や情報についてはインターネットを検索すればいくらでも調べられるからで、現代においては「見て・推理して・応用する」力の方が「知能」の評価においては重視されてきているというご説明はとても説得力を感じました。

 

また、新しく追加された「相手の立場」から想像する「こころの理論」や模倣の力を見る「人形遊び」の項目,「覚える力」を見る「短文復唱」のお話を通じて、最近の動向として発達障害の概念の普及が社会で進んでいることも影響していることを改めて振り返ることができました。

 

各発達水準毎に使い分けられる検査用紙のご説明を通じて、幼児期から学童期,成人期までの発達の概要をご説明頂くことができ改めて「定型の発達」を知ることが、ASDの方の発達の特徴を知ることについて学ぶことができました。

 

個人的に印象深かったことは、冒頭に澤先生がお話された「支援者自身のアセスメント」という論点について、「発達年齢を正確に知ることは勿論大切だけれども、検査不通過であっても『当事者支援の手がかりを知る為に』どのような『手立ての工夫でその人ができた』か知る事,『できない時にどのような反応を見せるかを知っておくこと』が当事者を理解する上で一番大事」というご説明は、去年同じ「評価」でご講演を頂いた石川支部代表の笠合竜明先生のお話と重なる視点であり、「アセスメントの目的を見失わない」ことの大切さを振り返ることができました。

 

午後は貴重な検査場面の動画2例を通じて、新版K式発達検査を用いながら、それぞれの被験者の方の発達の特性を丁寧にご説明頂きました。

澤先生がそれぞれの被験者の方のつまづきを推測しながら、検査項目の順序を変えてみることで「注意移行の難しさ」「不注意の問題」「感覚刺激に逸れる反応の意味」など、インフォーマルな視点からの工夫で被験者の方の発達特性が浮彫りになっていく様子が大変分かり易かったです。

 

また、同時処理の苦手さはあっても継時処理を丁寧に行えることを「強み」として被験者にフィードバックするエピソードを通じて、午前中に思いだした「検査」「評価」することの目的や意味,「当事者に寄り添う」ことの意味について深い示唆を頂くことができました。

澤先生、一日を通じてご熱演ありがとうございました。

 

TEACCHプログラム研究会 東京支部   社福)正夢の会 パサージュいなぎ 堀内太郎

2022年8月14日

2022年度定例勉強会3 澤月子先生『ASDの方の評価のポイント』


TEACCHプログラム研究会東京支部2022年度定例勉強会3
『ASDの方の評価のポイントーようこそ新版K式の世界へー』
 

 TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉症スペクトラムの理解とその知識を深めるための勉強会を行っています。本年度は年間4回の定例勉強会を予定しており、第3回では、「評価」について学びます。
 今回は、長年に渡ってASDの支援を実践され、ASDの方への教育内容や支援について深い見識をお持ちの澤月子先生をお招きし、新版K式発達検査2020を通して、アセスメントから支援につなげるための重要な視点についてお話を伺います。 
 一日を通してご参加いただく勉強会です。午後の事例検討は、午前の講義に参加されていることを前提に進行しますのでご了承下さい。
 また、今回の募集対象は、TEACCHプログラム研究会東京支部会員のかた、かつASD支援に従事されている方(従事する予定の方を含む)とさせていただきます。
 ⇒まだ少しお席に余裕があるため、他支部会員の方の受付も行います

■日時:2022年9月11日(日) 9:30~16:00
    午前:9:30~12:00 「発達を学ぶ」
    午後:13:00~16:00 「事例検討」

■場所:オンライン会議室Zoom 後日配信無し

■講師:澤 月子先生(社会福祉法人南山城学園スーパーバイザー)

■定員:50名(TEACCHプログラム研究会会員限定)※他支部受付開始
     
■対象:ASD支援に従事されている方(従事する予定の方を含む)

■参加費:無料

■申込み
  1. 申込フォームにて、お一人ずつお申し込み下さい。
  2. 受付メールが自動返信されます。返信が無い場合はお問い合わせください。
  3. 勉強会の3日前に、Zoom招待をお送りします。
  4. 当日は10分前より入室可能です。
  5. 入室の際、申込み時のメールアドレスの入力を求められる場合があります。


■ご留意ください
  • 本勉強会は、新版K式発達検査2020の意義や結果からどのように支援に繋げていくかを中心に、ASDの方の発達を学ぶ勉強会です。検査手順や実施方法を学ぶ講習会ではないことをご承知おきください。
  • 京都国際社会福祉センター様の公式研修会ではありません。
  • 講義の録音、録画、スクリーンショットを含む撮影は固くお断りします。
  • 本勉強会は後日配信を行いません

TEACCHプログラム研究会東京支部への入会を検討されている方は、こちらをご参照ください。



2022年8月2日

【報告】2022年度定例勉強会2『TEACCHファンダメンタルトレーニングのエッセンス〜スケジュール、ワークシステム、物理的構造化』

 


 718日(月)に定例勉強会②「TEACCHファンダメンタルトレーニングのエッセンス~スケジュール、ワークシステム、物理的構造化」をZoomで開催しました。TEACCHプログラム研究会東京支部前代表であり、帝京大学文学部 心理学科教授の黒田美保先生を講師にお迎えしました。ASD支援にかかせないスケジュールやワークシステム、物理的構造化の意味や背景を実際の教材や支援の様子を豊富に見せていただきながらお話しいただき、あっという間の2時間半でした。

ASDの方たちの文化や考え方にリスペクトをもち、行動観察やアセスメントに基づきながら、どうやって興味関心、強みをいかしていくのか。先生からの問いかけに参加されたみなさんがチャットで答えながらすすめていく形式でオンライン研修ながらも相互にやりとりしながら参加でき、新しい形の研修でした。

 午後は二つの架空事例をもとに、ジャムボードを使ってスケジュールとワークシステムを話し合いました。話し合いをもとに画面の上でスケジュールやワークシステムを作成し、イメージを共有することができました。ジャムボードを使ったワークは東京支部では初めてで、スタッフもまだ不慣れなこともあり、操作に時間がかかりご不便をおかけしてしまった場面もありましたが、これからのワークの可能性が広がりそうです。

 

 参加された方のアンケートよりご感想の一部をご紹介させていただきます。たくさんのご意見ご感想をありがとうございました。

 

〇「講義」アンケートより

・本などを読み、自分なりに構造化に取り組んできましたが、本日の先生のお話をお聞きしてずいぶん整理されました。

・教室の写真が多く具体的でした。新しい部分の説明があり、すっきりしました。

・こどもの視点に立って、スケジュールや自立課題の提示の仕方にも工夫がいると再認識することができました。

〇「ワーク」アンケートより

・本や講義だけではイメージできないことが、ワークだとイメージできた。他の人の意見を聞くことでアセスメントの参考にもなった。

・実例が成人と幼児に別れていて実践に近くありがたかった。

・オンラインでもここまで出来るのだなと実感できました。

 

今後は911日(日)に定例勉強会3「評価」~新版K式を活かしたASDの方の支援(仮)

TEACCHプログラム研究会会員の方を対象)、1113日(日)に定例勉強会4「コミュニケーション」を予定しています。詳細が決まりましたらブログやFacebookなどでお知らせしますので是非ご参加ください。

 

黒田先生、ご参加の皆様、ありがとうございました。



2022年7月4日

TEACCHプログラム研究会 オンラインワークショップin愛知2022

TEACCH研本部主催、オンラインワークショップの 申込が始まりました。
本年度は愛知支部の皆さまが運営を担当されています。愛知支部の皆様ありがとうございます。皆さまぜひご参加ください。

以下、愛知支部からのご案内をシェアします。

*******

TEACCHプログラム研究会 オンラインワークショップin愛知2022

TEACCH研の皆様には、愛知でトレーニングセミナーをするとお伝えしてきておりましたが、実際に全国からお集りいただいての開催が難しいと判断し、今回は「オンラインワークショップ」の形で開催することにいたしました。
 おもてなしができないのはとても残念ですが、オンラインでのメリットを最大限生かし、有意義な学びの機会にしたいと思います。
 全国からのご参加お待ちしております。

<開催要項>

 ※日 時※
 2022年9月17日(土)18日(日)、19日(月・祝) 【3日間】

※参加費※
 30,000円

※定 員※
 30名 (TEACCHプログラム研究会会員限定)
  *応募人数が超過した場合、選考の上、受講者を決定します。
  *9月17日(土)の1日目は一般公開講座として、後日録画配信を行う予定です
   (詳細&申込先は別途お知らせします)。

※受講形式※
 Zoomによるオンライン開催  

※内 容※
1日目 9月17日(土)9:30〜16:30
 「TEACCHプログラムの基礎的な理解」
 <対談>日本におけるTEACCHプログラムの歴史と理念(内山登紀夫先生)
 <講義>自閉症の学習スタイル(佐々木康栄先生)
 <講義>支援に活かす自立課題(林大輔・愛知支部代表)
 <講義>氷山モデル(水野敦之先生)
 <講義>インフォーマルアセスメントの視点(黒田美保先生)

2日目 9月18日(日)10:00〜16:30
「アセスメントに基づく支援」
 <座談>ペアレンツトーク(進行:荻野ます美さん・愛知支部世話人)
 <演習>行動特徴と学習スタイル(幼児期) (進行:諏訪利明先生)
 <演習>アセスメントから個別教育計画(学童期)(進行:諏訪利明先生)

3日目 9月19日(月・祝)10:00〜15:00
「行動マネジメント」
 <演習>問題行動マネジメント(成人期)(進行:諏訪利明先生)
 <発表>各グループからの報告
 <おわりに>トレーニーの気付きと講師からのまとめ

<講師紹介>

 内山 登紀夫先生 よこはま発達クリニック院長
 佐々木 康栄先生 よこはま発達クリニック 臨床心理士
 林 大輔 先生  大府福祉会 たくと大府 施設長
          TEACCHプログラム研究会  愛知支部代表<講義>
 水野 敦之 先生   宮崎県中央発達障害者支援センター センター長
 黒田 美保 先生   帝京大学文学部心理学科教授
 諏訪 利明 先生   川崎医療福祉大学  医療福祉学部 医療福祉学科 准教授

<参加資格>   

 ○TEACCHプログラム研究会 会員であること
 ○3日間通しての参加が可能なこと
 ○自閉症支援を仕事としている方

<申込方法>
・下記URLの申込フォームより、お一人ずつお申込みください。

 申込フォーム 

 ・参加申し込み者多数の場合、選考となりますので「受講希望の理由・動機」は必ずお書きください。

<申込締切日>
 令和4年7月31日 正午まで 
 ※8月中旬までに参加の可否を後日メールで連絡します。


お問い合わせ先:teacchaichi2020@gmail.com 







2022年6月10日

2022年 定例勉強会1「自閉症スペクトラムの特性理解」報告

 定例勉強会 自閉症スペクトラムの特性理解 報告


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15日(日)に2022年度定例勉強会「自閉症スペクトラムの特性理解」をZoomで開催しました。長く自閉症スペクトラムの方への支援・研究を続けていらっしゃり、現在TEACCH研究会東京支部の会長でもある、よこはま発達クリニック副院長 宇野洋太先生に、昨年に続いてお話をしていただきました。

午前の講義では、iPhoneAndroidが違うように、自閉症スペクトラムの脳と定型発達の脳にも質的な違いがあり、その違いに優劣はつけられないというお話から、自閉症スペクトラムの方の認知特性について一つ一つご説明いただきました。

午後のワークは、これまで先生が福祉施設で相談を受けてきた、自閉症スペクトラムの方の様々な行動の裏側にはどんな特性が関係しているのかをグループで考える「特性1000本ノック」と、架空事例をもとに氷山モデルを埋めていき、どんな改善方法・工夫が考えられるかをメンバーで話し合う「演習 実践編」の2本立てでした。

特に、先生が福祉施設で多く質問を受けるという「社会的想像力」が、どのような形で自閉症スペクトラムの方の行動に現れるのかに的を絞ったワークとなりました。一見異なる行動に見えても、その行動の背景にある特性は同一の場合があること、その解釈・見立てがずれると支援が届かず、時によってはもっと当事者を苦しめることがあるという先生のお話が印象的でした。

zoom
のブレイクアウトルームを使ってのグループワークでは、限られた時間の中で、様々なお立場やご経験を持つ参加者それぞれから積極的な意見交換がされていました。

今回のグループワークには、お馴染みの氷山モデルワークシートに加え、「彼ら(自閉症スペクトラムの方々)の行動を理解するためのアイテム」として、背景要因(特性・環境)がピックアップされたフレームが導入されました。これにより、より「彼らからブレない」意見交換がしやすくなっていたように思います。また、午前の講義でも重点的に分かりやすく説明して頂いた社会的想像力(イマジネーション)の視点についても、それぞれに気づきをシェアすることが出来たのではないでしょうか。限られた情報でも、ひとつの課題行動について、フレームや氷山モデルワークシートを活用した意見交換により、自身では気づけなかった視点を得ながらも、彼らからブレることなく、こんなにも支援を拡げていけるものだと垣間見ることが出来ました。現場でのコミュニケーションにも、今回のフレームと氷山モデルワークシートを積極的に活用していきたいと思いました。

 
今回も参加者の皆さまから、多くの気づきと学びの感想を頂きましたので、アンケートの中から一部ご紹介致します。たくさんのご意見ありがとうございました。

次回は718日に定例勉強会を予定しております。
現在申し込み受付中です。皆様のご参加をお待ちしています。


「講義」アンケートより

・基礎講座とはいえ大変濃い(濃すぎる?)内容で、基礎に始まり基礎に回帰することの重みを再認識いたしました。ありがとうございました。

・自閉症スペクトラムの特性と支援について、とてもわかりやすく教えていただきました。脳のタイプ、情報処理システムの違いという大切な前提を心に留めて、支援の見直しや今後のプランを考えていきたいと思います。

・当事者の家族にも、分かりやすい内容で日々の生活やサポートへ役立てていきたいなと思います。

「ワーク」アンケートより

・感覚でやるのではなく、きちんとワークシートに落とし込み、多角的に考えることの大切さを再認識しました。

・特性、要因、背景についての考え方が正直、勉強不足、経験不足で自分は何も発言することができませんでしたが、他の方の話を聞いていると気づける部分で自分の利用者がパニックになる要因でデータを取るなど、できることややってみようと意識変化ではありませんがやってみようと思えました。

宇野先生、ご参加の皆さま、ありがとうございました。



 

2022年6月5日

定例勉強会②『TEACCHファンダメンタルトレーニングのエッセンス〜スケジュール、ワークシステム、物理的構造化』

 


定例勉強会②『TEACCHファンダメンタルトレーニングのエッセンス〜スケジュール、ワークシステム、物理的構造化』

 TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉症スペクトラムの理解とその知識を深めるための勉強会を行っています。
 本年度は年間4回の定例勉強会を予定しており、第2回では、自閉症支援の基本である構造化について学びます。
 構造化はTEACCHの真髄です。今回は、TEACCHの構造化についてのWeb研修の様子をご紹介しながら、基本と新しく加わったところを紹介します。
 午後はお申し込みの方を対象に、少人数のワークショップを行います。参加を希望される方は、【講義&ワーク】のチケットをご購入下さい。
 当勉強会は、講義部分のみ3週間程度の後日配信を行います。当日の参加が難しい方もご検討ください。


[日時]
7月18日(月・祝)
講義 9:30 〜 12:00 ワーク 13:30 〜15:30


[講師]
黒田 美保先生(帝京大学文学部 心理学科 教授)
よこはま発達クリニック勤務後、2005-2006年TEACCH部留学。帰国後、福島大学などを経て現職。


[参加費]

1、講義・・・TEACCH研 会員(全支部): 無料  非会員:1000円
2、講義&ワーク・・・TEACCH研 会員(全支部): 500円 非会員:1500円
3、後日配信のみ・・・TEACCH研 会員(全支部): 無料  非会員:1000円

1、2のチケットは後日配信がついています。別途ご購入いただく必要はありません。


[定員] 

講義:65名  講義+ワーク:20名  後日配信のみ:100名




  1. peatixにて「チケット」をご購入ください。(お一人1枚ずつ購入してください)
  2. 購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
  3. 講演3日前に、事務局よりZoomと資料のURLをお送りします。
  4. 当日は、10分前から入室可能です。

[お願い]

  • 配布資料やZoom入室リンクの他者共有、また講義の録音・録画等の複製、および2次利用は固くお断りします。
  • ワークは対話での進行がありますので、マイク・カメラ付きの機器でご参加ください。
  • ワークは基本的に実名での参加をお願いしています。不都合のある方はご相談ください。

[キャンセルについて]

  • お申込みから3日以内に入金が確認できない場合、自動キャンセルとなります。
  • 入金後にキャンセルされる場合は、7月15日(金)13時までに事務局へご連絡ください。それ以降の返金はご対応できませんのでご了承ください。
  • コンビニ/ATMからのお支払いの方は、peatix既定の取り消し手数が発生します。

[Zoomご利用について]

  • Zoom利用には、パソコン・スマホ・タブレットなどの端末と、ネットワーク接続環境が必要です。
  • 端末には、あらかじめZoomアプリをダウンロードしてください。
    https://zoom.us/download
  • 初めてZoomを使われる方は、事前に接続性をテストをされることをお勧めします。
    https://zoom.us/test
  • 大変申し訳ありませんが、Zoom環境設定等の技術的なサポートはお受けできません。Zoomヘルプページをご参照ください。
    https://support.zoom.us/hc/ja

2022年4月4日

5/15宇野洋太先生 定例勉強会①「自閉症スペクトラムの特性理解」

本勉強会は満席となりましたが、ご要望多数につき、後日配信チケットを追加販売することになりました。どうぞご利用ください。
※後日配信チケットをお持ちの方は、リアルタイム参加はできませんのでご注意ください。 


TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉症スペクトラムの理解とその知識を深めるための勉強会を行っています。本年度は年間4回の定例勉強会を予定しており、第1回では「自閉症スペクトラムの特性理解」について学びます。

 自閉症スペクトラムの特性にはどんなものがあり、ものごとをどのように見聞きして学んでいるのか、その特性や学び方を活かすにはどのような環境を調えるとよいのか、長く実践・研究を続けられている宇野洋太先生にお話しいただきます。
 また、午後は別途お申し込みの方を対象に、少人数のワークショップを行います。参加を希望される方は、【講義&ワーク】のチケットをご購入下さい。

 当勉強会は、講義部分のみ3週間程度の後日配信を行います。当日の参加が難しい方もご検討ください。


[日時]
5月15日(日) 講 義 9:30 〜12:00
       ワーク 13:30 〜15:30

[講師]
宇野洋太先生(よこはま発達クリニック 副院長)
2003年東京医科歯科大学精神神経科学教室入局。同大医学部附属病院精神神経科、横須賀共済病院、東京都立梅ヶ丘病院、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科等を経て、2016年11月から2018年8月までハーバード大学医学部精神科・マクリーン病院(米国)、同年9月〜12月にはバース大学心理学部(英国)に留学。2007年からよこはま発達クリニックに勤務、帰国後の2019年からは現職。

[参加費]
講義のみ
   TEACCH研 会員(全支部):  無料 
   非会員:1000円

講義&ワーク
   TEACCH研 会員(全支部): 500円
   非会員:1500円

[定員] 
講義のみ:65名    
講義+ワーク:20名

[お申込み]



  1. peatixにて「チケット」をご購入ください。(お一人1枚ずつ購入してください)
  2. 購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
  3. 講演3日前に、事務局よりZoomと資料のURLをお送りします。
  4. 当日は、10分前から入室可能です。
  5. 後日配信につきましては、準備ができ次第チケットをお持ちの方にご案内します。改めてのお申し込みは必要ありません。

[お願い]
  • 配布資料やZoom入室リンクの他者共有、また講義の録音・録画等の複製、および2次利用は固くお断りします。
  • ワークは対話での進行がありますので、マイク・カメラ付きの機器でご参加ください。
  • ワークは基本的に実名での参加をお願いしています。不都合のある方はご相談ください。
     

[キャンセルについて]

  • お申込みから3日以内に入金が確認できない場合、自動キャンセルとなります。
  • 入金後にキャンセルされる場合は、5月12日(木)12時までに事務局へご連絡ください。それ以降の返金はご対応できませんのでご了承ください。
  • コンビニ/ATMからのお支払いの方は、peatix既定の取り消し手数が発生します。 

[Zoomご利用について]

  • Zoom利用には、パソコン・スマホ・タブレットなどの端末と、ネットワーク接続環境が必要です。
  • 端末には、あらかじめZoomアプリをダウンロードしてください。
    https://zoom.us/download
  • 初めてZoomを使われる方は、事前に接続性をテストをされることをお勧めします。
    https://zoom.us/test
  • 大変申し訳ありませんが、Zoom環境設定等の技術的なサポートはお受けできません。Zoomヘルプページをご参照ください。
    https://support.zoom.us/hc/ja

2022年3月28日

ライブラリー利用 終了のお知らせ

TEACCH研東京支部ライブラリーは、会員のみなさんの「資質の向上、治療教育、援助の質的向上、自閉症への正しい理解」(会則第 2 条)に向けた研修を行うため開設し、40 点ほどの書籍、DVD等の貸し出しを行っておりましたが、数年にわたりご利用が無いことから、運用を終了いたしました。


2022年度年間事業計画

 





TEACCHプログラム研究会(東京)支部 2022年度 事業計画

日時

支部主催の事業・内容・講師

3月19()
13:3015:30

特別講演会・総会 
テーマ:「医療の側面から見たASD地域支援と協働」
講師:藤岡宏先生(つばさ発達クリニック 院長)
会場:オンライン 

515日(日)
講義9:3012:00
ワーク13:3015:30

定例勉強会①「ASDの特性理解」
講師:宇野洋太先生(よこはま発達クリニック副院長)
会場:オンライン

718(月祝)
時間:調整中 

定例勉強会②「構造化」
講師:黒田美保先生(帝京大学 文学部 心理学科 教授)
会場:オンライン

910月 
時間:調整中 

定例勉強会③「評価」
講師:澤 月子先生(南山城学園SV
会場:調整中

11月13日(日)
時間:調整中

 

定例勉強会④「コミュニケーション」
講師:坂井 聡先生
  (香川大学教育学部 特別支援教育領域 教授)
会場:調整中

124日(日)
時間:調整中

東北・鹿児島・熊本・東京4支部合同セミナー
会場:オンライン

 


2022年度特別講演会&定期総会 報告

TEACCHプログラム研究会東京支部 2022年度特別講演会&定期総会 報告

3月19日(土)に、特別講演会と定期総会をオンライン(ZOOM)で開催しました。

講演会の講師は、日本におけるTEACCHプログラム研究会の初代会長であり、2002年より愛媛県今治市で「つばさ発達クリニック」を開いていらっしゃる医師の藤岡宏先生です。
「医療の側面から見たASD地域支援と協働」というテーマでお話しいただきました。
東京支部の講演会としては、2006年以来、16年ぶりの御登壇となりました。

御講演では、まず藤岡先生御自身のASDの子どもさん・保護者の方との出会いからTEACCHプログラムの学びの歩みに触れられた後、「つばさ発達クリニック」での診療の現状や日々の診療を通して感じること、支援の際のつまずきのいろいろな事例、そして、藤岡先生が保護者や療育や教育の現場、その他様々な人たちとの協働を通して得てこられたたくさんの支援のエッセンスについて、心を込めてお話くださいました。

藤岡先生のやさしく穏やかな語り口での中に、強い意志に裏付けられた、これまでの、そして現在の先生のASD支援への姿勢と実践に触れることができ、心が洗われる思いがしました。

藤岡先生が参加者からの質問にお答えくださった言葉の中から一部御紹介いたします。

「この業界には笑顔が必要だとつくづく感じます。笑顔でこつこつ、ができるといいなと思います。」
 
藤岡先生、本当にありがとうございました。


【参加者アンケートより:一部抜粋】
・とても興味深い内容で、あっという間の時間でした。何度もうなずき、涙があふれることもありました。
・当事者やご家族の目線で困り寄り添った温かい貴重なお話でした。  
・あらためて、当事者の納得が得られる支援の必要性と、ASDの特性理解の大切さ再確認させて頂きました。
・構造化という視点、医療から見た視点、地域支援、沢山の学びになりました。
・医療に関することだけでなく、親との協働ということをとても大切にされて来た藤岡先生ならではのご経験からのお話が深く心に響きました。
・自閉症の方々にとって、周りのサポートやちょっとした気づき、配慮があることで、その人の人生そのものが変われることも励みになりました。
・医師の立場からの支援という視点や、地域へいかに広めていくかなど、普段とは違った視点のお話が聞けたので、大変興味深かったです。


当日は、東京支部の定期総会も併せて開催され、議案はすべて了承されましたことをご報告させていただきます。御参加くださった支部会員の皆様、ありがとうございました。




2022年1月28日

3/19藤岡宏先生「医療の側面から見たASD地域支援と協働」



TEACCHプログラム研究会東京支部 
2022年度特別講演会オンライン&定期総会

「医療の側面から見たASD地域支援と協働」

TEACCH研東京支部2022年度特別講演会は、藤岡宏先生をお迎えし、医療から見た地域支援をテーマにお話しいただきます。

お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

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【講師より】医学生時代に友人から勧められて、ASDの子どもたちのボランティア・グループに入りましたが、その活動の場が消滅しかけたときに渉外係を担当したことから、ASDを持つ当事者と家族の置かれた逆境を痛感しました。そのようなことがきっかけでこの道に進み、2000年に愛媛でASDを主対象とした民間の発達クリニックを開き、医師一人・事務一人で細々と診療を続けております(初診者の8割がASDです)。
 1989年にTEACCHと出会い、研究会の会長を10年間、務めさせていただくことがありました。その中で学んだのは、日本各地でASD支援をめぐる風土には大きな差があること、そこを押さえつつ、ベストよりベターを求めてコツコツと実践を積み上げていく、そのための「協働」の大切さでした。いろいろな人との出会いがあり、そこに助けられながら、今日に至っています。臨床の場での様々な出会いを振り返りつつ、何か皆様のご参考になるところがあれば、と願って話をお引き受けした次第です。
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TEACCHプログラム研究会の会員のかたは、支部を問わず無料でご参加いただけます。
この機会に、ぜひお近くのTEACCH研にご入会下さい。
入会はこちら

また、同日、東京支部の定期総会も行います。東京支部会員の方には別途ご案内します。

日 時 :2022年3月19日(土)13:00~15:30
      3週間程度の見逃し配信を行います。

     東京支部定期総会 16:00~16:30 (支部会員のみ)
実施方法:オンライン(Zoom)

参加費 :TEACCH研会員・・・無料  非会員・・・1,000円 

定 員 :85名

講 師 :藤岡 宏 先生(つばさ発達クリニック院長)

【略歴】
山口県生まれ.1978年,九州大学医学部卒.福岡大学精神科,東京都立梅ヶ丘病院で児童精神医学を研修.その後,愛媛で大人の精神科医療に携わる傍ら,児童精神科医療に関与.1997年より横浜市の「仲町台発達障害診療所」,及びその後身である「よこはま発達クリニック」に勤務.2000年3月,愛媛県今治市に自閉症を主対象とした「つばさ発達クリニック」を開業.現在,つばさ発達クリニック院長.よこはま発達クリニック顧問.特別支援教育士スーパーヴァイザー(特別支援教育士資格認定協会).精神科専門医,精神保健指定医.
【著書】

・「自閉症の特性理解と支援[TEACCHに学びながら]」(ぶどう社,2007/2021第二版)
・「発達障害ケースブック」(共著,診断と治療社,2009)
・「発達障害者支援の現状と未来図―早期発見・早期療育から就労・地域生活支援まで」(共著,中央法規出版,2010)
・「発達障害支援の実際」 (共著,医学書院,2017)
・「子ども・大人の発達障害診療ハンドブック」 (共著,中山書店,2017)その他多数
  
<お申込み>

  1. peatixにてチケットをご購入ください。
  2. 支払い手続き完了後、ご登録のメールアドレス宛にpeatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
  3. 講演3日前までに、事務局よりメールにてZoomと資料のURLをお送りします。
  4. 当日は、10分前よりアクセス可能です。
  5. 後日配信は、準備が整い次第、参加者の方にご案内します。

<キャンセルについて>

  • お申込みから3日以内に入金が確認できない場合、自動キャンセルとなります。
  • 入金後にキャンセルされる場合は、3月15日(火)20時までに事務局へご連絡ください。それ以降の返金はできませんのでご了承ください。
  • コンビニ/ATMからのお支払いにはpeatix既定の取り消し手数が発生します。

<Zoomご利用について>
ご参加には、パソコン・スマホ・タブレットなどの端末と、ネットワーク接続環境が必要です。
端末には、あらかじめZoomアプリをダウンロードしてください。
初めてZoomを使われる方は、事前に接続性をテストをされることをお勧めします。
大変申し訳ありませんが、Zoom環境設定等の技術的なサポートはお受けできません。Zoomヘルプページをご参照ください。