【報告】2024年度定期総会&特別講演会『自閉スペクトラム症の行動面の課題についての理解と対応』
TEACCHプログラム研究会 東京支部
2024/04/26
【報告】定期総会&特別講演会『自閉スペクトラム症の行動面の課題についての理解と対応』
2024/01/31
3/17定期総会&特別講演会
TEACCHプログラム研究会東京支部 2024年度定期総会&特別講演会
『自閉スペクトラム症の行動面の課題についての理解と対応』
TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉症スペクトラムの理解とその知識を深めるための勉強会を行っています。
本年度最初の支部勉強会は、鳥取大学大学院教授、井上雅彦先生をお招きしての特別講演会です。
同日定期総会も開催します。ぜひご参加ください。
☘️講師の言葉
自閉スペクトラム症などの神経発達症のある人の中には、自傷行動や攻撃・破壊的行動、常同行動などの行動がある人がいます。これらの行動は環境との不適合から生じており、本人の困難やニーズの現れであると考えられています。支援者は、まず「なぜそのような行動が生じているのか」を理解した上で取り組むことが望まれます。第一に苦手な刺激を最少化し、視覚化や構造化を活用し、環境を調整することが大切です。次に彼らが環境に主体的に働きかけることができるよう、課題となる行動に代わる適応的な行動を提案していくことになります。
本研修会では具体的事例を交えながら行動面の課題についての理解と対応についてお話します。
■日時
2024年3月17日(日)
定期総会:13:40~14:00 受付13:30~ ※東京支部会員の方はご出席ください
講演会 :14:15~16:45 受付14:00~
■講師
井上 雅彦 先生
鳥取大学大学院医学系研究科 臨床心理学講座 教授
---講師紹介---
【略歴】
1992年 兵庫教育大学学校教育学部 障害児教育実践センター助手
1999年 同大学 発達心理臨床研究センター助教授
2005年 同大学 大学院学校教育研究科 臨床・健康教育系 准教授
2008年より現職
【書籍】
「自閉症スペクトラムへのABA入門―親と教師のためのガイド」 東京書籍
「家庭で無理なく対応できる 困った行動Q&A―自閉症の子どものためのABA基本プログラム4(ヒューマンケアブックス)」他
■場所
大田区入新井集会室 大集会室
大田区大森北1-10-14 Luz大森4F
JR大森駅東口3分
■参加費
・会員(全支部):1000円
・非会員:3000円
※当日お支払いください
※前日までにHPより入会申込みをしていただければ、会員としてご参加いただけます。
■定員
・75名
■参加方法
- peatixにて無料チケットをご購入ください。(お一人1枚ずつ)
- 購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
- 当日受付にて受講費をお支払いください。
[お願い]
- 当日、37.5度以上の発熱など、感染症が疑われる症状がみられる場合は参加をお控えください。
- キャンセルされる場合はお早めに事務局までご連絡ください。
2024/01/29
2024年度活動計画
日時 |
事業内容 |
2月10日(土) |
第16回実践研究大会2024in東北・熊本・東京・鹿児島 |
3月17日(日) |
東京支部定期総会&特別講演会 |
6月15日(土) |
定例勉強会①「ASDの特性理解(仮)」 |
7月27日(土) |
定例勉強会②「評価」 |
9月1日(日) |
定例勉強会③「コミュニケーション」 |
12月7日(土)p |
定例勉強会④ 「構造化」 |
12月 |
東北・東京・鹿児島・熊本 四支部合同セミナー |
その他、本部提供動画を配信予定
詳細は決まり次第更新します
2024/01/27
第16回実践研究大会2024 東京会場プログラム案内
TEACCHプログラム研究会第16回実践研究大会が近づいてまいりました。
2024/01/03
【報告】2023年度定例勉強会4「コミュニケーションー今、この時の「わかる」「伝わる」を大切にー」
12月17日(日)、よこはま発達相談室/クリニックの飯塚直美先生をお迎えし<今、この時の「わかる」「伝わる」を大切に>と題した2023年度最後の定例勉強会4コミュニケーションを開催しました。午前中は、有意義な=意味のあるコミュニケーションは、ご本人をはじめ、ご家族の穏やかな暮らしにつながること、またそういったコミュニケーションのために、構造化などその人の認知特性に合った基本的な支援に加え、ご本人への指導を含む、より良いコミュニケーション支援を実践することが大切というお話を伺いました。
午後は、先生のセッションの様子を動画で見ながら個人ワークを行いました。おやつや切り替え、要求など様々な場面における先生やお子さんたちの表情や視線の方向などにも注目し、そこで見られた行動やことばを記録、それがどのようなコミュニケーションや支援方法につながっているかをご説明いただきました。会場のみでの開催ということで、午前も午後もたくさんの動画や写真を見ながらのお話で、「お子さんの表情や支援に対する反応がわかりやすかった」「自分の現場でのイメージを持ちやすかった」と大好評でした。
個人的には、先生がセッションの中でされていた「次に何をすればいいのかをわかりやすく伝えること」「ご本人からの行動が出やすいような環境や工夫」「反応を待つ」ということを、私は実際に現場でどれだけ意識して実践いるだろうとはっとしました。なぜコミュニケーションを学ぶことが大切か?と聞かれれば、「コミュニケーションは相手と自分、双方のキャッチボールだから」という模範解答がすぐ思い浮かぶものの、先生のお話を聞いたりセッションのビデオを見ていると、実際には「自分の思いや指示を聞いてもらう、相手に理解してもらうためにはどうすればいいか?」の一方通行になっていることが多いのでは?と気づきました。
終了後のアンケートにも「指導を振り返ることは大切」「どの場面、どの行動や言動にも意味があるとわかった」「待ったら自発の姿が見られるかもしれない場面でも、日常的に早めに声かけをしてしまっていると気づいた」などのご意見があり、この勉強会がコミュニケーション支援の方法を学ぶだけでなく、参加者ご自身の言動や行動を振り返る機会になった方も多かったようです。
午前の講義の初めに「【今】が少しでも安心できる/快適な/自信がもてる/楽しい/満足できる時間になるよう支援し、穏やかで幸せな日々の暮らしや良き人生(長期的未来)へとつなげていきたい」というお話がありました。私は普段お子さんと接することが多いこともあり、つい先へ先へを考えた支援になってしまいがちです。【今、自分でわかる】の連続が幸せな将来につながっていくことを意識して、お子さんの【今】を一緒に考えていきたいと改めて思った勉強会になりました。
【担当T】
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飯塚先生、長時間にわたりありがとうございました!
2023/12/10
2024年2月10日 第16回実践研究大会 in 東北・東京・熊本・鹿児島
TEACCHプログラム研究会
第16回実践研究大会 in 東北・東京・熊本・鹿児島
「共に学び 成長する 熱い冬」
コメンテーター:下田祐輝氏(一般社団法人ゆこり)、今村三奈子氏(さつきヶ丘保育園)
コメンテーター:笠合竜明氏(すずかけクラブ)、佐々木康栄氏(よこはま発達グループ)
コメンテーター:中山清司氏(自閉症eサービス全国ネット)内山登紀夫氏(よこはま発達グループ)
東京会場で開催、同時にZoom配信を行います。
オンライン参加の方はご自宅などから、鹿児島・仙台会場にお集まりの方はライブビューイング形式でご視聴いただけます。
年齢別に3つの会場で開催、同時にZoom配信を行います。
オンライン参加の方はお好きな会場に出入りすることが可能です。3会場にお集まりの方も、別会場の実践報告は後日配信でご視聴いただけます。
▼鹿児島会場(幼児期)鹿児島市山下町14-50JR鹿児島本線 「鹿児島駅」 徒歩約10分
▼仙台会場(学齢期)
仙台市発達障害者支援センター北部アーチル 大会議室泉区泉中央2-24-1地下鉄南北線 「泉中央駅」徒歩約8分
▼東京会場(成人期)
品川区立総合区民会館 きゅりあん 6階大会議室品川区東大井5-18-1JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 「大井町駅」 徒歩約2分
2023/11/25
12/4オンライン【4支部合同セミナー】 自閉症支援で大事にしたい想い -それぞれの立場・経験から-
今回も、ご本人さん、親御さん、ごきょうだいさんに、それぞれの立場から、ご自身が経験されたことや想いをお話しいただきます。
TEACCHが大切に考える理念の一つが「家族との協働」。ご本人、家族ならではの視点で、自閉症支援を考える機会になればと思います。
【東北・東京・熊本・鹿児島4支部合同セミナー】
自閉症支援で大事にしたい想い -それぞれの立場・経験から-
2023年12月3日(日)10:00~15:00
▼方法
オンラインライブ講演会(Zoom)
オンデマンド配信あり
▼受講料
TEACCH研 東北・東京・熊本・鹿児島会員 1,500円(税込)
▼申込サイト(Peatix)
※申込期限は、11月30日(木)23:59までです。
皆さまのご参加をお待ちしています。