2025年6月18日

8/2 加藤健生先生 定例勉強会3「アセスメント情報をもとに構造化を考えよう」


TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉スペクトラム症の理解と支援を学ぶ勉強会を行っています。

2024年、TEACCHプログラム研究会本部から7つの基礎講座の動画が配信されました。これにより、全国のTEACCHプログラム研究会の会員が、TEACCHで学ぶべき「基本の基」を学ぶことが可能となりました。

東京支部では今年度、この動画を活かした勉強会を企画しています。

今回は、黒田美保先生による講義動画「構造化1:スケジュール・物理的整理統合 般化と柔軟性」と、諏訪利明先生による講義動画「構造化2:ワークシステム・マテリアルストラクチャー」を視聴した後、加藤健生先生によるワークを行います。


🍀講師(加藤先生)の言葉:

Structured TEACCHing(構造化)の設定は、「アセスメントから始めよう」が一つのキーワードです。午後のワークでは事例のアセスメント情報を基にその方に合った構造化をみんなで考えてみたいと思います。 


▼日時 

2025年8月2日(土)

講義(動画)9:30~12:00(受付開始  9:10~)

ワーク   13:00~15:40(受付開始12:45~)

※会場開催のみ。オンライン配信、後日配信はありません


▼講師 

講義(動画1)黒田 美保先生(田園調布学園大学教授)

講義(動画2)諏訪 利明先生(川崎医療福祉大学准教授)

ワーク   加藤 健生先生(田園調布学園大学講師・社福はーとふる理事長補佐)


--加藤健生先生プロフィール----

<所属>田園調布学園大学 講師、社会福祉法人はーとふる理事長補佐

<学位>博士(小児発達学)大阪大学

<資格>社会福祉士・公認心理師・臨床発達心理士・TEACCH®公認臨床家

<研究テーマ>

神経発達症(自閉症やADHDなど)児・者における発達(特に成人期への移行や)、共生社会を目指して、発達に関係する環境等に関する研究(QOL 家族 就労 加齢 行動障害 障害福祉サービスなど) 


▼会場 

きゅりあん(品川区立総合区民会館)6階 大会議室

JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 「大井町駅」 徒歩約2分    


▼参加費

講義(動画):会員(全支部)無料/非会員1000円

ワーク:会員(全支部)1000円/非会員2000円

※午前と午後でチケットを分けています。両方参加される方はチケットをそれぞれご購入下さい。

※午前のみ、午後のみの参加も可能です。午後のみ参加の方は、あらかじめ動画の視聴を推奨いたします。

 

▼定員

講義(動画):75名  ワーク:75名

※会場参加のみ。オンライン配信、後日配信はありません





2025年5月22日

【報告】定例勉強会1「ASDの特性と学習スタイル」

511日(日)、水道橋の全水道会館にて表題の勉強会を開催しました。今年度の東京支部の定例勉強会は、昨年度TEACCHプログラム研究会本部が企画した基礎講座の動画と支部で企画したワークショップを組み合わせ、設定したテーマについて学びを深めるという構成になっています。

第一回目の今回は、「ASDの特性と学習スタイル」というテーマで、午前中に会場で動画を視聴し、午後はグループに分かれてワークを行いました。動画は、TEACCHプログラム研究会会長・よこはま発達クリニックの院長である内山登紀夫先生のご講義で、TEACCHの成り立ちやミッション、コアバリューに始まり、学習スタイルの5つの項目(暗黙的な学習、聴覚情報の処理、注意、実行機能、社会性の認知)について、ASDの方がどんな苦手さや困難を抱えているか、そして、支援者がそれをどのように支えて補えばよいのか、具体的な例が挙げられていました。また、英国のASDの注意についての理論である、「モノトロピズム」や「アテンショントンネル」、「自閉的慣性」についてのお話も紹介され、ASDに特有の視野の狭さや切替えの苦手さ、ミスや中断に対する耐性の乏しさと介入に対する苦痛の感じやすさなどは、「良い・悪い」という捉え方ではなく「違い」として理解すること、そしてそれは、強みを活かし、困難をサポートするというニューロダイバーシティーの視点につながっていくことなど、とてもわかりやすく説明されていました。

 

午後は、よこはま発達クリニックの副院長であり、東京支部の代表である宇野洋太先生のワークでした。冒頭で、認知の特徴としての学習スタイルが、行動の特徴(特性)としてどのように現れるかについての講義があり、ウォーミングアップとして、様々な行動の例文を基に、その行動にどのような特性が影響しているのかをグループで意見交換していく、宇野先生おなじみの「千本ノック」のワークに取組みました。

その後は架空事例を用いて、氷山モデルのワークシートで行動の背景や改善案を話し合いました。このワークのポイントとして、ある特性だけで行動を捉えて性急に改善策や支援を当て込むのではなく、様々な特性から多面的に丁寧に行動を捉えていくことが重要であり、それによってその人に対する理解が立体的になり、どのような支援が必要なのか優先順位なども明らかになるため、支援者の視点が深まり課題が整理される、とのことでした。各グループごとに割り当てられた架空事例の行動に関して、様々な視点からとても活発にディスカッションが行われ、あっという間に二時間半が終了しました。

終了後のアンケートからは「一つひとつ整理することが大事だと感じた」、「自分と異なる他の方の意見をたくさん聞くことができて視野が広がった」などのご意見をたくさん頂き、参加者の方の多くが「大変満足」と回答されていました。宇野先生、ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。 

次回の定例勉強会②は、6月29日(日)、テーマは「アセスメント」です。みなさまのご参加をお待ちしております。 

 https://2025teirei2.peatix.com/

(担当:御木)

2025年5月8日

6/29定例勉強会2「TEACCHアプローチにおけるアセスメントの実際:個別性を支える支援計画のために」

 


TEACCH研東京支部 2025年度定例勉強会2
「TEACCHアプローチにおけるアセスメントの実際:個別性を支える支援計画のために」


TEACCHプログラム研究会東京支部では、自閉スペクトラム症の理解と支援を学ぶ勉強会を行っています。

2024年、TEACCHプログラム研究会本部から7つの基礎講座の動画が配信されました。

これにより、全国のTEACCHプログラム研究会の会員が、TEACCHで学ぶべき「基本の基」を学ぶことが可能となりました。

東京支部では今年度、この動画を活かした勉強会を企画しています。

今回は、黒田美保先生による講義動画「アセスメントについて」を視聴した後、同じく黒田先生による演習を行います。

ぜひご参加ください。

 

🍀講師の言葉:

本研修では、TEACCHアプローチに基づいたアセスメントの枠組みと実践について学びます。特に、行動の機能を捉える視点や個別支援計画に活かす方法を中心に、映像資料を用いて具体的に考えていきます。現場ですぐに活かせる知見を、参加者同士の意見交換を交えながら深めていきましょう。

 
▼日時 

2025年6月29日(日)

 講義(動画)10:30~12:00(受付開始10:10~)

 ワーク      13:00~15:30(受付開始12:45~)


▼講師 

黒田 美保 先生(田園調布学園大学教授)

--講師プロフィール--

学位:博士(医学)東京大学、博士(学術)千葉大学

資格:公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士

職歴:大田区公務員(心理職)、ノースカロライナ大学医学部インターン、国立精神神経医療研究センター研究員、東京大学大学院教育学研究科客員教授、福島大学特任教授、名古屋学芸大学教授、帝京大学教授等を経て現職。

役職:日本公認心理師協会常務理事、日本公認心理師会子どもの発達支援委員会委員長、日本心理臨床学会代議員、日本スクールカウンセリング推進協議会理事、東京都特別支援教育推進委員会委員、東京都通級等判定委員会委員など

 

▼会場 

きゅりあん(品川区立総合区民会館)6階 大会議室

JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 「大井町駅」 徒歩約2分

    

▼参加費

講義(動画視聴):会員(全支部)無料/非会員1000円

ワーク         :会員(全支部)1000円/非会員2000円

※今回は午前と午後でチケットを分けています。両方参加される方はチケットをそれぞれご購入下さい。

 
▼定員

講義(動画視聴)、ワークそれぞれ50名

※オンライン配信はありません


▼参加方法

  • peatixにてチケットをご購入ください。
  • 購入後、peatixよりメールが自動配信されますのでご確認ください。
  • 当日受付にてお名前をお伝えください。
お申込みはこちら
 

▼キャンセルについて

  • お申込みから3日以内に入金が確認できない場合、自動キャンセルとなります。
  • 入金後にキャンセルされる場合は、6月26日(木)12時までに事務局へご連絡ください。
  • それ以降の返金は対応できませんのでご了承ください。
  • コンビニ/ATMからのお支払いの方は、peatix既定の取り消し手数が発生します。