2025年12月20日

【報告】2025年度定例勉強会5「コミュニケーション」

 【報告】

2025年11月29日(土)、品川区立総合区民館きゅりあんにて、今年度最後の勉強会となる、定例勉強会5「ASDのある方のコミュニケーション」を開催しました。
午前は川崎医療大学の諏訪先生による講義動画「自閉症のコミュニケーション」を視聴し、午後は東京家政大学の新井豊吉先生をお招きしてワークを行いました。
諏訪先生の講義では、「育てたいのは、言葉ではなく、相手を意識したやりとり」だという前提のもと、ASDの文化から考え、学習スタイルの強みをいかして練習していくことが大切だということ、そのためのアセスメントやそれをもとにした目標設定、教える手順を学びました。動画視聴のあとにはグループで感想を共有しあい、盛り上がりました。
午後の新井先生のワークでは、氷山モデルを用いて事例についてのグループワークを行いました。少人数のグループで、動画の事例について話し合い、なぜその行動が起きているのか考え、その人の長所をたくさんあげてそれを利用し、支援方法を考えました。各グループで活発な意見が出されました。その方の長所から支援方法を考えるという方法は、午前の諏訪先生の講義と共通していました。1時間強の話し合いの時間が足りなく感じられるほど活発な話し合いが行われていました。
参加された方々からのアンケートをいくつか紹介させていただきます。アンケートにご協力ありがとうございました。
・いろいろな業種の方とお話できたのが有意義でした。
・他施設の方と一緒に支援方法を作成することで、終わることにはすっかり一体感がもてました。
参加された皆様、講師の諏訪先生、新井先生どうもありがとうございました。
 今回、資料の配信に不備があり、事前に資料を送付できなかった方が一部いらっしゃいました。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。また、今回のアンケートで運営やグループワークの進め方についてのご意見もいただきました。今後の運営で改善できるよう努めてまいります。
今年度の東京支部単独での勉強会は今回が最後となりますが、東京支部では3月の講演会をはじめとする次年度の計画を作成しています。
詳細が決まりましたらHPやSNS、メールマガジンにてお知らせします。